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選抜高校野球(青葉区二日町 仙台メディカル整骨院)

2014.02.22

気仙沼 元気届いた 東陵26年ぶり甲子園 市民が祝福

 

第86回選抜高校野球大会に東陵の出場が決まった24日、地元の宮城県気仙沼市は歓喜の輪が広がった。東陵の甲子園出場は1988年夏以来26年ぶり。東日本大震災で傷付いた街に舞い込んだ聖地への切符に、市民からは祝福の声が相次いだ。



 午後3時すぎ、甲子園出場の知らせが同市大峠山の東陵高に届くと、野球部ナインは帽子を空に投げ上げて喜びを爆発させた。様子を見守った選手の保護者の女性(44)は「多くの皆さんから応援してもらったおかげ。感謝の言葉しかない」と目を真っ赤にした。

 校舎のある地区は震災で大きな被害を受け、多くの住民が仮設住宅で暮らす。近隣の仮設住宅の無職小野寺時子さん(84)は「出場は市民の誇り。被災地に夢と希望を届けてくれた」と喜んだ。近くの仮設商店街「復幸マルシェ」代表の塩田賢一さん(46)は「昨年は楽天が被災地を元気にしたが、今年は東陵が勝ち上がって市民を励まして」とエールを送った。

 南三陸ホテル観洋(南三陸町)の副支配人の昆野守裕さん(42)は野球部OB。26年前は三塁側スタンドで応援に声をからした。「選手は大舞台で思いっきり暴れ、優勝旗を持ち帰ってもらいたい」と語った。

 気仙沼市の菅原茂市長は「被災地という逆境から勝ち取った栄誉を心から祝福したい。選手はのびのびと甲子園を駆け回ってほしい」との談話を出した。県高野連の佐藤秀之理事長は「実力で東北大会を勝ち上がり、甲子園出場の切符を獲得したことは、地元の被災地、気仙沼の人々にも元気を届けた。本番に向けて全力で練習し、1勝してほしい」と話した。 

 

(河北新報より)