羽生選手に宮城県民栄誉賞授与へ 仙台市も「賛辞の楯」
宮城県は17日、ソチ冬季五輪のフィギュアスケート男子で日本初の金メダルを獲得した羽生結弦選手(19)=ANA、宮城・東北高-早大=に、県民栄誉賞を授与すると発表した。栄誉賞授与は通算7件目となる。
村井嘉浩知事が定例記者会見で明らかにした。授与基準の「世界的な競技会で顕著な成績を収めた」を満たすと説明。「重圧を克服しての金メダルは素晴らしい。県民と喜びを分かち合いたい」と述べた。授与式の日程は今後調整する。
県民栄誉賞は昨年、プロ野球日本シリーズを制した東北楽天、リーグ戦24連勝を果たした田中将大投手に授与。2006年のトリノ冬季五輪のフィギュアスケート女子で金メダルに輝いた荒川静香さんも受賞した。
栄誉賞は1990年創設。ほかに日米プロ野球で活躍した佐々木主浩(98年)、東北大工学部卒でノーベル化学賞を受けた田中耕一(2002年)、ワールド・ベースボール・クラシックで日本代表の連覇に貢献した元東北楽天の岩隈久志(09年)の3氏が受けた。
仙台市も同日、「賛辞の楯(たて)」を贈ることを決めた。これまで37団体・個人が受けており、フィギュアでは荒川静香さん、全日本選手権男子シングルで史上最年少優勝した本田武史さんに続き3人目。
(河北新報より)