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宮城県仙台市青葉区 仙台メディカル整骨院

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膝の症状

反張膝の状態

真っ直ぐに立つと膝関節は真っ直ぐか、わずかに曲がった状態で保たれ、後方に反ることはありません。

 

 

これがいわゆる正常な膝関節です。

 

 

膝が後方凸に反りかえった状態になる場合があります。

 

それは反張膝です。

 

 

 

「反張膝」は膝に負担をかけるだけではなく、姿勢に強く影響するため他の部位にも様々な症状を引き起こします。

 

子どもは関節を構成する組織が柔らかいため、正常でも膝が少し反る傾向があります。

 

太ももにかかる負担

成長とともに、その傾向は少なくなり、軽度屈曲位でも保てるようになります。

 

 

これによって、膝関節に過度な負担がかからないようになっています。

 

 

しかしこの「反張膝」が、成人になっても継続することがあります。

 

 

その原因としては、元々関節周囲の組織が柔らかい、膝周りの筋肉の緊張に差がある、ダンスなどで、膝関節を反りかえらせて使っている・・・などが挙げられています。

 

バレエダンサーは反張膝になりやすい

バレエダンサーは反張膝になりやすい

 

いずれにしても、本来の膝関節の正常な可動域を超え、関節を反らせることで膝にロックをかけて膝を安定させるため、膝関節には負担が大きくなります。

 

 

それによって膝関節だけではなく、姿勢にも強く影響して、腰、首、肩、足部・・・などにも諸症状を引き起こしやすくなります。

 

 

●「反張膝」の方がとりやすい姿勢

膝が反って後方に引っ張られるため、上半身が前方に傾きます。

 

バレエダンス

 

その身体をまっすぐに立て直そうとするため、次のような特徴的な姿勢になります。

 

 

特徴的な姿勢 3選

・腰を反らせる

・顎、胸~下腹部が前方に突き出される

・踵に重心がかかる

 

「反張膝」の方に現れやすい諸症状

 

上述した姿勢により、立ち仕事や歩行、運動などで、次のような諸症状が起きやすくなります。

 

おもな症状 5選

・膝の痛み、腰痛

・ふくらはぎの過度の疲労、むくみ

・踵の皮膚の肥厚、痛み

・腰、背中、肩のコリや痛み

・顎が上がることで、口呼吸になりやすくなり、口腔が乾燥しやすくなる

 

●反張膝の方への施術

ダンスなどで、膝関節を反りかえらせて使っているような場合、本人の意識で「反張膝」を改善できる場合もあります。

 

 

一方、元々関節周囲の組織が柔らかい、膝周りの筋肉の緊張に差がある、などの場合は、「反張膝」そのものを改善することは、難しいと思われます。

 

 

しかし「反張膝」であっても、身体を整えることで症状を出さないようにする、出しにくくすることはできるのです。

台所で立ち仕事をする、電車を待つ、信号を待つ・・・など立位を続けると、「反張膝」の傾向はより強くなります。

 

 

「反張膝」であることを自覚しないまま使っていると、膝への負担も姿勢への影響も大きくなります。

 

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膝の内側に痛みを生じる病気としては、内側半月板損傷や変形性関節症が頻度の高い疾患ですが、それ以外にも、いくつかの腱が脛骨と接する部分に炎症が起こって、膝内側に痛みを生じることがあります。

 

 

膝を曲げるために働く腱のうち、脛骨の前内側に付着している複数の腱を総称して鵞足(がそく)と呼び、陸上などのスポーツによって炎症を生じ、痛みの原因となります。

鵞足部分に圧痛を認めることが多く、時にこの部の腫れに気づくこともあります。

 

 

鵞足炎の原因としては膝の屈伸運動をする時に内側側副靭帯との摩擦が起こる事が原因だと考えらています。

 

 

運動している時、膝の曲げ伸ばしをした時、患部を指で押した時、太もも裏の筋肉「ハムストリングス」の内側を伸ばすストレッチングをした時などに痛みます。

特に、膝をいっぱいにまで伸ばしたときに痛みが起こりやすいことや、階段の昇り降りに支障をきたすことが多いのが特徴です。

 

 

初期は膝を動かした時のみ痛みますが、悪化すると、じっとしている時(安静時)にも痛みを感じるようになり、日常生活にも支障をきたします。

 

鵞足炎で痛む場所の筋肉

鵞足とは、薄筋・半腱様筋・縫工筋の3つ筋肉が膝の内側に付いており、その形状が鳥の足に似ている事から鵞足と言われている。

 

 

ランニングで地面を後ろに蹴りだす時・サッカーやテニス、バスケなどで急な方向転換やストップ動作なども発症原因の一つと考えられています。

 

 

それ以外にも普段の姿勢特に膝がX脚であったり、O脚であったりする場合も元の姿勢が悪い分、スポーツ動作や日常生活の動作でも捻じれなどが起きてしまい鵞足部分に負担をかけてしまいます。

発症しやすいスポーツ

 

サッカー

サッカー

 

ラクビー

ラクビー

 

野球、サッカー、バスケットボール、ラグビー、水泳などです。

治療

軽症の場合は、膝を使う運動を控えて安静を保つことで炎症が治まり、数週間で治ります。

 

 

痛みが強い場合は、安静を保ちつつ患部を冷やす「アイシング」を行ったり、シップなどの消炎鎮痛剤を使って炎症を抑えます。

痛みが治まってきたら鵞足部の筋肉のストレッチングやマッサージをして筋肉をほぐすのも効果的です。

 

 

急に痛みが発生した「急性」の場合は、患部を氷のうなどで冷やし、テーピング、包帯で固定するようにします。

 

 

症状が長く続いて慢性化している場合は、固定・圧迫する行為は血行が悪くなり逆効果なので、患部を温めたり積極的に動かして血行を促進しましょう。

 

 

鵞足炎は再発しやすいので、焦らずじっくり治療しましょう。

予防

鵞足炎の根本的な原因は、膝の使いすぎ(オーバーユース)と、良くない姿勢や動作フォームです。

 

 

これらを改善することで鵞足炎の予防と再発防止に役立ちます。

 

スポーツでは急に練習量、運動量を増やさず、自分のレベルに合ったトレーニングを行い、疲労の蓄積を感じたら十分な休養をとることを心がけましょう。

 

 

膝への負担を軽減するために、運動前後のウォームアップ、クールダウンはしっかり行ってください。

 

普段から鵞足部やその周辺(ハムストリングス、内転筋など)の筋肉トレーニング、ストレッチで筋力・柔軟性のアップを図りましょう。

ジョギングやランニングは、できるだけ柔らかい土の地面や平坦な道で行いましょう。

 

 

走行時に膝が内側に入っていないか、かかとが外を向いていないか確認し、正しいフォームづくりをしましょう。

 

 

X脚などの障害がある人や足の形が悪い人は、シューズの調整や足底板の使用によって重心のバランスを正常に保ちましょう。

 

 

脚の形に異常のない人でも、靴のサイズは合っているか、十分な衝撃吸収力はあるか、足底が斜めになっていないか確認しておきましょう。

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