〇 殿様枕症候群
枕が高いと寝れないのはなぜ?
枕が高すぎると背骨や頸椎が急なS字カーブを描くようになり、睡眠時に首や肩への負担が大きくなります。
首や肩まわりの筋肉が緊張してこわばり、疲労物質や痛み物質が蓄積するため、朝起きたときに痛みや不快感が生じます。
また気道を狭窄してしまうため、いびきが大きくなるというデメリットもあります。
殿様枕症候群は、首や肩の痛み、頭痛、肩こりなどが枕の選び方や寝姿勢の問題によって引き起こされる症状です。
以下に、殿様枕症候群の原因、予防、および注意が必要な人を例に挙げてみましょう。
原因
1.枕の高さ不適切
枕が高すぎたり低すぎたりすると、首の自然なカーブが崩れ、症状が引き起こされる可能性があります。
2.寝姿勢の悪さ
寝る際に首や肩を無理な角度で曲げたり、頭を高い位置に保ったまま寝ると、枕の選び方と合わさって症状を引き起こすことがあります。
予防
1.適切な枕の選択
適切な高さと硬さの枕を選びましょう。
個々の身体に合ったものが重要です。
2.正しい寝姿勢
寝る際には、首や背中の自然なカーブを保つような寝姿勢を心がけましょう。
注意が必要な人
1.オフィスワーカー
長時間デスクワークをしている人は、姿勢が悪くなりがちであるため、殿様枕症候群になりやすいです。
2.スマートフォンやパソコンをよく使用する人
頭を下げたり傾けたりすることが多いため、首や肩の負担がかかりやすいです。
3.長時間運転する人
運転中に首を一定の角度で保つことが多く、枕の選び方や寝姿勢に気を付ける必要があります。
殿様枕症候群を予防するためには、適切な枕の使用と良好な寝姿勢の確保が重要です。
そして、長時間同じ姿勢を続ける人は特に注意が必要です。