手首のケガ
手首は前腕の骨(橈骨、尺骨)と手の骨(手根骨)で成り立ち、手首の曲げ伸ばし(掌屈、背屈)、バイバイの動作(橈屈、尺屈)、回す動き(回内、回外)を行うことができます。手先を細かく動かすために、手首には手につながる細かい筋や神経が多く通っています。手首や親指をよく使うスポーツや日常生活の中で、手首の痛みが出てくることがあります。
手首の痛みは様々ですが、いわゆる腱鞘炎といわれるものは、親指の付け根から手首の内側に痛みが出ます。親指を伸ばしたり、反らせたりする際に使われる筋の束の部分に炎症が起こることを言います。また、手首の捻挫と考えられやすい、手を小指側に倒す動き(尺屈)や内側に回す動き(回内)で外側に痛みが出るものをTFCC損傷(三角性線維軟骨複合体損傷)といいます。これは体操競技やラケットスポーツでの手首の急なひねり動作や繰り返しの手首への負担が原因とされています。
手関節の怪我
腱鞘炎: 手、指の筋、腱の使いすぎによる
TFCC損傷: 手首の捻挫に似た症状であるが、軟骨の損傷
手首のけがは使いすぎによるものが多く、動きの制限をする事が比較的難しい部位であるため、痛みが長引くことがありますが、手を使うスポーツは痛みを抱えてスポーツ活動を続けるより、練習を制限して回復を待つことも重要です。
*使い過ぎは休む事が重要です。手首をなるべく動かさないようサポーターやテーピングで固定しましょう!